旧沼田貯蓄銀行
沼田の金融史を物語る貴重な文化財
棟札等が発見されず、建築年代の特定が難しいですが、技法と文献からみて明治41年(1908)頃に建てられたと考えらています。間口4間(約7.3m)、奥行6間(約10.9m)の木造2階建寄棟造桟瓦葺き。外部の左官仕事が秀逸で、正面張出しポーチ天井等のコテ絵の保存状態は良好です。
沼田貯蓄銀行は、明治31年(1898)11月7日に開業され、その後、沼田商業銀行、利根銀行、群馬大同銀行と改称されました。この建物は、明治・大正期の擬洋風建造物で、市内においてただ一棟だけ残る利根・沼田の金融史を物語る貴重な文化財でもあります。昭和59(1984)年7月3日、群馬県から重要文化財(建造物)に指定されました。
移築復原
旧沼田貯蓄銀行は、老朽化が著しかったことから、平成24年(2012)に解体調査を行い、銀行営業当時がどのような造りであったのかが判明しました。それにより、移築にあたっては、可能な限り解体した部材を使用し、建築技法も再現するとともに塗装の色についても沼田貯蓄銀行時代の姿に復原することができました。
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